前回の記事では、私が実際にイラスト制作を行っているPCやツールについて詳しくお話ししました。
今回の記事では、PC周りの「あると便利なお絵描きお助けグッズ」をご紹介していきたいと思います。
前回の記事はこちらです。
私が実際にイラスト制作で使用している、変形機能付きのラップトップについて写真付きで詳しくお話しています。
iPadでのイラスト制作についてはこちらの記事で詳しくお話しています。
イラスト制作を劇的に効率化するPC周りの便利なツール
まずは前回記事でも紹介した、私の実際の作業環境をご覧ください。
PCの周りに色んなものが並んでいますね。
順番にご紹介していきます。
左手用キーボード:Razer Tartarus V2
ラップトップの左で存在感を放っているものの正体は、Razer(レイザー)社の左手用キーボードです。
左手用デバイス、左手用キーパッド、ショートカットキーボードなど、いろいろな呼び方があります。
ゲーミングキーボードとして使えるのはもちろん、デザイナーやイラストレーターの作業を劇的に効率化してくれる、魔法のようなデバイスです。
主な特徴
主な特徴
- デバイス名
-
Razer Tartarus V2
- カスタマイズ可能なキーの数
-
32個
- 接続
-
USB接続
普通のキーボードと何が違うの?
もちろん、クリスタしかりIllustratorしかり、ショートカットキーは用意されています。
たとえば、Illustratorで「ひとつ戻る」というツールをキーボードで選択する時、Ctrl+Zというショートカットキーを使います。
また「ひとつ進む」の場合は、Ctrl + Sfiht + Zを同時に押さなければいけません。
ショートカットキーボードを使う場合、これらの「複数のキーを押す」という操作を一つのボタンに登録することができるんです。
更に、「PC上で行われる複数の動作(操作)をボタン一つで自動で行わせる」マクロ機能なるものまであります。
「爆速化」と言っても過言ではないんです。
ほんとに。
カスタマイズ可能なキーが全部で32個もある
ご覧の通り沢山ボタンがあります。
キーボード部分に加えてスクロールホイールの押し込み、8方向対応の親指パッドなどを合わせると、カスタマイズ可能なボタンが32個もあります。
それぞれによく使う機能を登録することができ、例えばイラスト制作時によく使う、
- 消しゴム
- ペン
- 投げ縄選択ツール
- ひとつ前の動作をやり直す
- 保存 等
頻繁に使うツールへ、ボタン一つで切り替えることが可能になります。
iPadでのイラスト制作時、iPad用アプリの殆どは直感的に操作できるようになっており、あまりショートカットツールの必要性を感じてこなかったのですが…
1日に何百回と切り替える機能たち。
それを今まで暇してきた左手の指先にちょっと動いてもらうだけで、本当に作業効率が倍以上になりました。
ちなみに私はホイールの部分を拡大や回転、親指パッドは十字キーとして微調整に使用しています。
左手用デバイスと出会う前の自分にはもう戻れない…
調節可能なパームレスト
パームレストとは掌を置く所です。
掌の大きさに合わせて、2段階に調節可能です。
さらっとしたマットな触り心地で、手汗の民としてはとてもありがたい質感です。
バックライト機能がすごい
なんとこの「Razer Tartarus V2」のバックライト、1680万色ものカラーオプションが搭載されております。
膨大な数すぎてちょっと理解が追い付かないですね。
お気に入りの色で統一することもできれば、各キーごとに色を変えたり、常に色を変化させていくことも可能です。
近未来感がかっこいいので、私は初期設定のまま使っています!
設定は「Razer Synapse」を使用して簡単に行える
届いた当初は「私に使いこなせるか…!?」とドキドキしていたんですが、設定はとっても簡単でした。
届いた「Razer Tartarus V2」のUSBをPCに接続したら、自動で「Razer Synapse」というソフトがインストールされて立ち上がります。
あとは表示されている「Razer Tartarus V2」を選択し、各キーに登録したいショートカットキーを打ち込んでいくだけ。
登録の上書きもとても簡単で、登録している操作やキーの位置を頻繁に見直して再設定います。
私のような機械音痴でも簡単に設定できました!
ソフトごとに登録キーを切り替えられる
使用するソフトごとに、登録したいショートカットは違います。
私の場合は「クリスタ用ショートカット」と「Illustrator用ショートカット」と名前を変えて、2つのコマンドグループを保存しています。
切り替えはクリック一つ。
登録できるグループに制限はなく、自分が普段使用しているソフトの数だけ登録が可能です。
左手用キーボードについて随分と熱く語ってしまったので、そろそろ次の項目に移ります。
ペーパーテクスチャフィルム
ペーパーライクフィルムとも呼ばれますが、「デジタルでのお絵描きを紙のような描き心地に近づける」フィルムのことです。
写真では分かりにくいですが、かなりマットな質感です。
iPadにも同様のフィルムを貼っていますが、線がぶれないのでとっても効率的です。
紙に描いているような快適な描き心地。
人によってはこのちょっとしたざらつきを不快に感じる方もいらっしゃるようですが、マットな質感大好きな私はむしろ気に入っています。
液晶部分とタッチパッドの2枚組で販売していました。
専用フィルムなのでサイズ感もばっちり。
貼るのも簡単でしたよ。
低反発リストレスト
「なくても作業はできるけど、あった方が断然心地いい」という商品です。
こちら。
前述した左手用デバイスを掴む左腕と、アクティブペンやマウスを握る右手の、机に接地している部分が痛かったんですよね。
特にペンを握る右腕は安定させたいがため、机に押し付けるようにして描いていました。
一通り作業が終わったら腕にくっきり机の跡…
試しにと思って買ったものが、思いのほかふわふわで気持ちよかった!
低反発素材で、腕を柔らかく包み込んでくれるような感覚があります。
白と黒があったんですが、日焼け止めをよく塗っているため、白は汚れが目立つかなと思い黒を購入。
結果、ラップトップのアッシュブラックとよく馴染んで気に入っています。
ラップトップの幅いっぱいいっぱいをカバーする、長いタイプもあったのですが…
私は左手用キーボードとペンを握るそれぞれの腕がかなり離れているので、個別で置けるタイプのものを購入しました。
その他:キーボード、2本指手袋、スタンド
他にも色んな便利ツールに助けられて、PCでイラスト制作を行っています。
折り畳みキーボード
2本指手袋
スタンド
タブレットモードにすると本体のキーボードは使えないので、Bluetoothで接続可能なキーボードを使用しています。
フラットな状態では描きにくいので、サイズと角度調整可能なスタンドにタブレットモードのPCを設置し、2本指手袋をした状態でイラスト制作を行っています。
これらのグッズはiPadでのイラスト制作でも併用しています。
写真付きで詳しく説明している記事は下記からどうぞ。
おわり
上記の記事を執筆中にも感じていたのですが、本当に色んな便利グッズのおかげでイラスト制作が快適に行えているんだなあと実感します。
これからもまだまだ増えていきそうな予感。
また少しずつ紹介させて頂ければと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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